抵当権の順位とは
抵当権の順位は、弁済を受ける権利の優先順位のことです。抵当権は、一つの物件に何個でも設定することができます。その場合、先に登記した者から優先順位が付けられます。例えば、Aが自分の家を担保に最初にBから2000万円を借りて、抵当権を設定して登記したとします。その後、Cからも2000万円借りて、自分の家に抵当権を設定して登記したとします。この場合は先に登記したBが一番抵当権者、後に登記したCが二番抵当権者となります。先にBが抵当権を設定していたとしても、登記していなかった場合は、Cが優先され一番抵当権者となります。
第二抵当で借りるには
第二抵当でも不動産担保ローンを利用できる場合もあります。第二抵当として融資をうける場合、不動産の価値とローン借入額のバランスをみて審査が行われることになります。
担保とする不動産の価値が高く、今までの融資額と新たに借りたい金額を上回っているときは同じ不動産を担保に新しい融資を受けることができることになります。
二番抵当でも借りれるのがノンバンクの不動産担保ローンです。担保物件が親族名義だからという理由で断られた方でも、ノンバンクなら利用できるケースもあります。また、審査も早く、最短3営業日ほどで融資可能な場合もあります。